眠れない日々を過ごすと、なんだか毎日が憂鬱に感じてしまいますよね。あまりにも眠れない日々が続くようなら、1度は心療内科や精神科で相談すると良いと思います。

でも、家事や育児、仕事に追われているとそうもいきませんよね。特に小さいお子さんを抱えていると、「そんな時間はない」「子供を連れて心療内科には行けない」という方は多いのではないでしょうか?

そんな時、市販の睡眠薬は確かに便利です。しかし、実はドラッグストアなどで販売されているのは睡眠薬ではなく睡眠改善薬です。

睡眠薬は市販されていない!?

薬

実は睡眠薬は医師の処方箋なしでは購入が出来ません。
睡眠薬と睡眠改善薬、この2つの違いを簡単にご説明しておきます。
睡眠薬は脳の中枢神経に作用するお薬で、効果が強く、中には服用後30分で耐えられない眠気に襲われるものもあります。

一方、睡眠改善薬はジフェンヒドラミンという成分が脳の覚醒を抑え、眠気を誘うお薬です。寝つきが悪い、夜中に何度も目覚めるといった症状の緩和を目的とされるお薬です。

したがって、効果はあまり強くないでしょう。あくまでも、一時的な不眠の症状を改善するためのお薬なのです。
医師の処方箋が必要ないので便利なお薬と言えるのではないでしょうか?

睡眠改善薬にも副作用がある?!

睡眠改善薬がいくら効果が強くないとはいっても副作用はあります。

睡眠改善薬で起こりうる副作用

  • 日中の眠気
  • 頭痛、めまい
  • 眠りが浅くなる
  • 吐き気
  • 発疹・かゆみ
  • 排尿困難
  • 動悸
  • 倦怠感
睡眠薬に比べると睡眠改善薬の方が副作用の発現率は低いでしょう。
実際、エスエス製薬のドリエルの臨床試験では173人中8人だけに副作用が現れました。

副作用発現率

副作用なし94.5%(165人)/副作用あり4.6%(8人)

副作用の内訳

眠気(2例)、悪心(1例)、頭痛(1例)、多夢(2例)、心高部痛(1例)、夢・気分不快(1例)、起床時の頭重感(1例)

出展:エスエス製薬

睡眠改善薬の種類って?!

サプリメント

睡眠薬には有効成分ごとの種類がありますが、睡眠改善薬には種類がありません。全て同じ有効成分(ジフェンヒドラミン)が使われているのです。
ですから、成分的には違いがないのです。価格や薬の形状には下記の表のように違いがあります。

市販の睡眠改善薬の一覧

製品名 販売メーカー名 形状(剤型) 用法・用量 規格/
メーカー希望小売価格

(消費税8%込)
アンミナイト ゼリア新薬 液剤・
シロップ剤
成人(15才以上)
1日1瓶30mL
就寝前に服用
1本(1日分)
362円(税込390円)
3本入り(3日分)
1,086円(税込1,172円)
グ・スリーP 第一三共
ヘルスケア
錠剤
(フィルムコーティング錠)
成人(15才以上)
1日1回1錠
就寝前に服用
6錠入り(6日分)
1,900円(税込2,052円)
ドリエル エスエス製薬 錠剤
(フィルムコーティング錠)
成人(15才以上)
1日1回2錠
就寝前に服用
6錠入り(3日分)
1,000円(税込1,080円)
12錠入り(6日分)
1,900円(税込2,052円)
ドリエルEX エスエス製薬 軟カプセル剤
(ソフトカプセル剤)
成人(15才以上)
1日1回1カプセル
就寝前に服用
6カプセル(6日分)
2,200円(税込2,376円)
ドリーミオ 資生堂薬品 錠剤 成人(15才以上)
1日1回2錠
就寝前に服用
6錠(3日分)
880円(税込950円)
12錠(6日分)
1,680円(税込1,814円)
ナイフル 日邦薬品工業 錠剤 成人(15才以上)
1日1回2錠
就寝前に服用
10錠(5日分)
934円(税込1,008円)
ネオディ 大正製薬 錠剤 成人(15才以上)
1日1回2錠
就寝前に服用
6錠入り(3日分)
839円(税込906円)
12錠入り(6日分)
1,600円(税込1,728円)
ハルナー
(おやすみーな)
浅田飴 軟カプセル剤
(ソフトカプセル剤)
成人(15才以上)
1日1回2カプセル
就寝前に服用
10カプセル入り(5日分)
1,500円(税込1,620円)
プロリズム カイゲンファーマ カプセル剤 成人(15才以上)
1日1回1カプセル
就寝前に服用
6カプセル(6日分)
1,480円(税込1,598円)
ヨネール 米田薬品 錠剤
(フィルムコーティング錠)
成人(15才以上)
1日1回2錠
就寝前に服用
12錠(6日分)
1,500円(税込1,620円)
リポスミン 皇漢堂製薬 錠剤
(フィルムコーティング錠)
成人(15才以上)
1日1回2錠
就寝前に服用
12錠(6日分)
1,900円(税込2,052円)

出展:「眠れない」を、自分の力で改善する。 睡眠サプリ

これらはどれもドラッグストアなどで販売されています。確かに簡単に買えますし、便利なお薬でしょう。眠れない夜を乗り越えるための備えには良いかもしれません。

しかし、睡眠改善薬はあくまでも一時的なお薬です。2〜3日程度の服用にとどめておく必要があります。
睡眠改善薬を使っても眠れない。いつも眠れないという方は医療機関の受診をおすすめします。

自分の力で眠るには

出来ればお薬には頼らず、ご自分の力で眠りたいですよね。それには、規則正しい生活・バランスの取れた食事・軽い運動・リラックスが欠かせません。
簡単な事のように感じるかもしれませんが、忙しい毎日を送っているとなかなか難しくもあります。

しかし、幾つかのポイントを押さえると眠れる力をつける事が出来ます。
詳細は以下の記事をご覧ください。

また、副作用のないサプリメントを用いる事も1つの手ではあります。特にトリプトファンの含まれたサプリメントがおすすめです。
必須アミノ酸の1種であるトリプトファンは体内で眠りに必要なホルモンへと合成されます。

眠れない方にとって必須の栄養素と言っても過言ではないのです。ところが、トリプトファンは食事だけでは不足しやすいのです。サプリメントならば、この不足を補えます。

以下はトリプトファンサプリメントについてまとめた記事です。是非、ご覧下さい。